子供の近視について教えて下さい。
小学校の高学年になると近視による視力低下が問題になってきます。近視の多くは、眼鏡をかければよく見える、という状態ですので、授業に差し支えるようなら眼鏡をかける、そうでなければ眼鏡をかける必要はありません。教室の後ろの席から黒板の字をみるのに必要な視力は0.7、前のほうの座席に座るのであれば、0.4くらいあればいいでしょう。これ以下の場合には、眼鏡をかけることをお勧めします。眼鏡をかけたからといって、近視がますます進行することはありません。現在のところ、近視の進行予防にたいする特効薬はありませんが、ピントあわせを麻痺させる目薬をさすことで近視の進行を遅らせる治療を行う場合もあります。長時間のビデオゲームや長時間テレビをみたり、悪い姿勢で本を読んだりすることは近視の進行を進めます。正しい姿勢で時間を区切って近業を行うことをお勧めします。