目と脳
私たちは様々な情報を目から取り入れています。人間の視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚の五感の中でも、脳は視覚から80~90%の情報を得ており、目と脳には深い関わりがあります。そんな目と脳についてご紹介致します。
ものが見えるしくみ
目は非常にカメラの構造に似ています。カメラで言うレンズが水晶体、しぼりは虹彩・瞳孔、ピントの調節は毛様体で、フィルムが網膜です。
網膜には光、色を感じる視細胞が集まっており、水晶体を通過した光が網膜に像を結び、映像を信号に変化し、神経を通じて送られた情報を大脳がキャッチすることでものが見えるというしくみになっています。
色が見えるしくみ
光には様々な色が含まれており、どの色も特有の波長を持っています。その波長を識別することで色を感じ取ることができます。
網膜にある視細胞には色を感知する錐体と、明暗を感知する捍体があり、この2つが色を判断するとても重要な細胞です。この錐体が赤、青、緑の3種類を感じ取り、捍体がその3種類の光の割合を決定し、神経を通じて大脳がその色を判断することで色を認識しています。
錯視について
繊細かつ複雑な過程を経て、視覚は成り立っていますが、精巧であるがゆえに、小さな原因で脳が誤った判断を下してしまう現象が「錯視」です。
様々な錯視が存在しますが、特にミュラーリヤー錯視、カフェウォール錯視が有名です。この錯視は脳の働きが非常に関わっており、なぜこのような錯視が起こるかはほとんど解明されていません。
当院では、一般眼科診療だけでなく白内障、網膜硝子体手術、緑内障などの眼科手術も行っております。総合病院レベルの最先端医療機器の導入により、白内障手術、緑内障手術、網膜硝子体の眼科手術は日帰りでの手術が可能です。
診療や検査の内容によって、散瞳剤を点眼して眼底検査をさせて頂く場合がございます。静岡県浜松市中区にお住まいで、目に関するお悩みをお持ちでしたら、当院までお気軽にご相談下さい。